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zoom RSS 小説「パラドックス13」 東野圭吾/著 感想

<<   作成日時 : 2009/04/21 22:14   >>

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『生きる意味を知るには、ただひたすら生を求めるしかない』

東野圭吾著「パラドックス13」、読みました。

あらすじ
≪運命の13秒。人々はどこへ消えたのか? 13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!張りめぐらされた壮大なトリック。論理と倫理の狭間でくり広げられる、究極の人間ドラマ。“奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!≫





<ネタバレあります>





東野さんの最新作。
あらすじ見ただけでも面白そうだったので、期待して読みました。


かなり壮大なSF大作で、誰もいない無人の東京、次々に車やバイク、航空機の事故が起きて壊れていく街並み、
そして大きな地震や大雨、洪水などの災害で壊滅していく東京、
などなど、読んでいて、その情景が映像としてリアルに浮かんできて、
これはいつか必ず映画化するだろうなと思いながら読みました。
自然の猛威で壊滅していく街、命辛々困難を乗り越え生き延びる13人、
謎の“P-13 現象”で消えてしまった人々の行方と、その真実、そしてその先には…、
と、ミステリー要素もあるパニックモノのエンタメ映画としては、最高の題材だと思います。


人が忽然と消えてしまった世界というのは、いったいどういうことなのか、
最初の方で、誠哉と冬樹が撃たれる描写があったので、なんとなくは分かったのですが、
そこからどういう展開へともっていくのか、最後はどうなってしまうのかというのは、すごく興味を持って読めました。

正直、他にも仲間がいて、様々な困難を乗り越えて生き抜くというのは、ある程度予想出来たし、
途中はやや間延びしているようにも感じて、少々長いなとも思いました。

それでも、異常に早く大きく起こる災害、極める困難に、最後は総理官邸に行き着くというのは面白いなと思いました。

この世界で生き抜こうと、人類繁栄の考えを主張する誠哉と、
この世界から逃れる方法を見つけ、自殺を選ぶ者たち、
その究極の選択と、その後の世界…。

ラスト、そもそもがSF作品だから、土台無理な話、無理な設定だなんて思わないし、
合理的に、さすが巧く纏めているなぁと思いました。
連載小説だったので、いろんな所でちょっと辻褄合わせ的なところも感じなくは無かったですが、
元の世界に戻ってからの矛盾はないと思うし、なるほど、この結末は面白いなと思いました。

ページ数も多く、本も分厚いんだけど、
興味も含めて、すらすら一気に読めちゃうところがやっぱり東野さんの凄いところ。
これが福井晴敏さんとかだったら、間違いなく倍は掛かると思います。

この作品は映像化しないと勿体無いと思うので、いつか絶対に映画化してほしいですね。

ただ、間違っても「252 -生存者あり-」のチームだけはやめて下さい(笑)




最後に、印象に残った誠哉のセリフをもう一つ。

『天は自ら助くる者を助く、だ。生き抜こうとしない者には奇跡なんか起きないと思え』


評価:★★★★☆





その他の東野作品の感想↓
http://octobersky.at.webry.info/theme/215e7b4447.html






パラドックス13
毎日新聞社
東野 圭吾


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タイトル (本文) ブログ名/日時
「パラドックス13」大作映画として実現して欲しい
「パラドックス13」★★★☆ 東野圭吾著、474ページ、1.785円 ...続きを見る
soramove
2009/05/06 10:37
東野圭吾「パラドックス13」
東野圭吾著 「パラドックス13」を読む。 このフレーズにシビれた。  幸運を得たいのならば、まず自分の出来る最大限の努力をしろということだ。そのうえで俺は結果を受け入れる。行き着く先には死しかないということなら、その時初めて俺は観念する。しかしそれまでは諦めな... ...続きを見る
ご本といえばblog
2010/03/24 07:21
◎読書記録◎ 「パラドックス13」 東野圭吾 
「世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。これはそういうお話です」 東野圭吾 ...続きを見る
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