ラッシュライフ

アクセスカウンタ

zoom RSS 小説「流星の絆」 東野圭吾/著 感想

<<   作成日時 : 2009/01/21 02:22   >>

トラックバック 0 / コメント 0

読みました。

あらすじ
≪惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。「兄貴、妹は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」14年後―彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。 ≫





<ネタバレあります>





TBSで放送されたドラマは一秒たりとも見ませんでしたが、ドラマで配役された人たちをイメージしながら読みました。

冒頭の、子供達だけで、親に黙って星を見に行くというシチュエーションは結構好き。
けど、帰ってきたら親が殺されているというのは、イメージもしたくないような嫌悪するシチュエーション。
ミステリー小説の始まり方としては巧いと思いましたけど…。

途中の、男二人から金を騙し取るエピソードは面白かったけど、
犯罪者から金を騙し取ったわけではなく、普通の何の罪もない人たちから騙し取っているので、
痛快とはとても思えず、逆になんだかちょっと可哀想に感じました。

メインとなる行成とのエピソードも、行成が真面目で良い人過ぎる分、読んでいてちょっと可哀想な気分になりました。
もしこのまま、正直者はバカを見る、というような展開だけなら、
有明三兄妹に感情移入は出来ないなとも思いました。

見つけた親殺しの犯人、証拠探し、仕掛けた罠、揺れる静奈の心、行成の優しさ…。
間延びしそうな部分も、興味が途切れることなく読めました。

そしてラスト、意外な真犯人が明らかになった時には、全く予想外だったのでびっくりしました。
なるほど、そうくるかぁ〜って感じでした。
ただ、新しい証拠品が出てきて、いろんなことにそんなに瞬時に気付くものなのかなぁと、
やや都合良過ぎな感じがしたし、ちょっと展開が急過ぎるような気もしました。
記憶の中の傘だけで、全ての謎が解けるというのは、ちょっと無理があるんじゃないかなぁ…。

あと、犯人の動機にはすごく切ないものを感じたけど、二人も殺して、それでいて14年も隠し続けていたなんて、
とてもじゃないけど犯人に同情は出来ませんでしたね。
それに、もし犯行時、子供達と鉢合わせてたり、家にいて見られたりしたら、一体どうするつもりだったのか。
きっと気が動転している勢いで子供達も殺していたと想像すると、犯人がなんだかすごく恐ろしい存在に感じました。

それにしても、政行はなぜ大事なことを14年も黙っていたのか。
殺害現場を見た時すぐに通報するとか、状況を説明して証拠品をすぐに提出するとか、
事件の真相、犯人逮捕が遅れたのは、明らかに政行の所為だと思うんだけど…。
証拠品を隠匿した罪にはならないのかなぁ…。
この後、政行と行成の間に亀裂が生じたことは、多分間違いないと思います…。

東野さんの安定した読みやすさと、意外な犯人に辿り着くミステリー的巧さはさすがだなぁと思いました。

ドラマ版の配役をイメージしながら最後まで読みましたが、
静奈の戸田恵梨香だけ、なんかイメージ違かったなぁ…。

評価:★★★★☆





その他の東野作品の感想↓
http://octobersky.at.webry.info/theme/215e7b4447.html






流星の絆
講談社
東野 圭吾


Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
小説「流星の絆」 東野圭吾/著 感想 ラッシュライフ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる