小説「傍聞き」 長岡弘樹/著 感想

読みました。

あらすじ
≪高齢者の家を狙った空き巣が頻発。犯行のあった時間帯、目の下に大きな傷のある男が目撃されていたことを知った刑事・啓子は、かつて自分が手錠をかけた男を思い出すが…。表題作を含む全4話を収録した短編集。第61回日本推理作家協会賞短編部門受賞作。≫





「このミステリーがすごい!2009年版」の第12位だった作品。
ずっと気になっていたので読んでみました。

収録されている四編は、どれも関連性はなく独立したお話し。

更生保護施設の施設長に、消防士、刑事、救命士と、
それぞれ異なる職業の主人公たちが、その職務中にふと疑念や疑問を抱き、
最後に思いも寄らぬ真相が明らかになるという展開は、なかなか面白かったです。
ミステリー色はそれほど濃くはありませんが、
ちょっとした謎と真相だけでも、十分面白かったです。
さらには、不審に思っていた真相のいくつかが、
実は優しさだったり心温まるものだったりしたので、読後感も良かったです。

簡潔な文章で読みやすく、どの話もコンパクトなので、あっという間に読めました。
本の帯にも名前が出てましたけど、語り口が横山秀夫さんにちょっと似ているなと思いました。
語り口というか、作風そのものも似ているのかな…。
作品が面白いんで、僕は好きですけどね。

評価:★★★★☆







傍聞き
双葉社
長岡 弘樹


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